スマホの充電の持ちが悪くなってきたり、表示されるバッテリー残量が不正確であったりといった悩みを抱えている人もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、バッテリーのキャリブレーションです。
本記事では、バッテリーをキャリブレーションするメリットや方法について詳しく解説します。
誰でも簡単に実践できるので、スマホの充電・バッテリーに関する悩みがある人はぜひ本記事を参考にしてみてください。
スマホのバッテリーにおける「キャリブレーション」とは?
キャリブレーションとは、スマホのバッテリーをリセットするメンテナンス方法のことです。
実は、スマホの画面に表示されているバッテリー残量は、必ずしも正確な数字が表示されるとは限りません。
そのため、80%だったはずが突然残量が減ってしまったり、40%からいきなり0%になってしまったりといった経験がある人も多いのではないでしょうか。
定期的にキャリブレーションを実施することで、正確な数字が表示されやすくなり、このような事態を防げます。
スマホのバッテリーをキャリブレーションする2つのメリット
正しい方法・頻度でスマホのバッテリーをキャリブレーションすることで、以下の2つのメリットを得られます。
- 充電残量が正しく表示されやすくなる
- バッテリーの寿命が長くなる
それぞれについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
①充電残量が正しく表示されやすくなる
キャリブレーションをしてバッテリーをリフレッシュさせることで、スマホに表示される充電残量の正確性が増します。
厳密には、スマホ側が充電残量を予測した数値が表示されますが、この予測の精度が高まるのです。
そのため、十分に充電したはずが突然電源が切れてしまったりといった事態を避けられます。
短時間の外出であれば持ち運び充電器を携帯する必要がなくなるため、荷物を減らせるのも嬉しいポイントです。
②バッテリーの寿命が長くなる
スマホを長年使用していると、内蔵されているバッテリーは徐々に劣化していきます。
充電をしながらスマホを利用するのを控えたり、充電ゼロの状態での放置をやめたりすることで劣化スピードを遅くすることは可能ですが、完全に防ぐことはできません。
あまり知られていませんが、キャリブレーションもバッテリーの劣化を防ぐための方法のひとつです。
バッテリーが劣化してしまうと、その他の機能に問題がなくても修理を依頼することになり、費用がかかります。
その点、日頃からキャリブレーションを行っていれば、スマホを長く快適に使い続けられるのです。
キャリブレーションする前にすべき4つの準備
キャリブレーションを行う前には、以下の4つの準備が必要です。
- 位置情報サービスを無効化
- バックグラウンドの更新を無効化
- 画面の明るさを一番暗くする
- 自動アップデート機能をオフに設定する
iPhoneの場合のやり方について詳しく解説するので、ぜひ実施してみてください。
Androidは製品によって方法が異なるため、やり方が分からない場合は調べると良いでしょう。
①位置情報サービスを無効化
初めに、スマホの位置情報サービスを無効化しましょう。
①「設定」を開く
②「プライバシーとセキュリティ」を開く
③位置情報サービスをオフにする
②バックグラウンドの更新を無効化
続いて、バックグランドの更新をオフにします。
①「設定」を開く
②「一般」を開く
③「アプリのバックグラウンド更新」を開く
④無効化する
③画面の明るさを一番暗くする
同じく設定アプリから、画面の明るさを一番暗くしましょう。
①「設定」を開く
②「画面表示と明るさ」を開く
③一番左までスクロールする
④自動アップデート機能をオフに設定する
最後に、アプリの自動アップデート機能を切ります。
①「設定」を開く
②「App Store」を開く
③「アプリのアップデート」をオフにする
スマホのバッテリーをキャリブレーションする手順
準備が整ったら、以下の手順に沿ってスマホのバッテリーをキャリブレーションしていきましょう。
- バッテリーを使い切り0%にする
- 3時間程度放置する
- コンセントでスマホを充電する
- ①~③をもう1度繰り返す
半日~1日かかるため、仕事が休みの日などに試してみることをおすすめします。
①バッテリーを使い切り0%にする
まずは、バッテリーが0%になるまでスマホを使い、自動的に電源をオフにします。
シャットダウンをするのではなく、充電不足により電源が落ちるのを待ちましょう。
早く0%にしたい場合は、複数のアプリを同時に起動したりYouTubeなどの動画再生アプリで長時間の動画を流したりすると良いでしょう。
また、音量を最大にするのも効果的です。
②3時間程度放置する
次に、充電が切れて電源がオフになったスマホをそのまま3時間程度放置します。
通常、スマホは少し充電が残っている状態でも0%と表示され、電源が落ちる仕組みとなっています。
そのため、完全に充電をなくすためには時間を置く必要があるのです。
最低でも3時間は放置する必要がありますが、時間に余裕がある人は1晩程度待つことでより効果的にキャリブレーションを実施できます。
③コンセントでスマホを充電する
十分にスマホを放置できたら、コンセントを差し込んで充電します。
パソコンなどを使ってUSBポートから充電をするのではなく、安定させるためにもコンセントと直接つなげましょう。
また、利用する充電ケーブルは安価なものではなく、スマホメーカーが販売している正規品や、高性能なものを使用する必要があります。
100%になったあとも数時間ケーブルを繋いだままにしておくのが理想です。
④①~③をもう1度繰り返す
ここまでの工程をもう1度繰り返しましょう。
再度充電が0%になるまでスマホを使い、3時間以上放置したのちコンセントで100%まで充電します。
最後に、準備の際に操作した設定を元に戻せば、キャリブレーションが完了します。
無効化した「位置情報サービス」「バックグラウンドの更新」「画面の明るさ」「自動アップデート機能をオフ」をオンにしましょう。
効果的なキャリブレーションの頻度
1ヶ月に1度のペースでキャリブレーションを行うのが理想です。
スマホを購入したての頃から小まめにキャリブレーションをすれば、バッテリーを長持ちさせられます。
とはいえ、半日~1日の時間を要するため現実的ではないと感じる人もいるでしょう。
忙しい場合は3ヶ月に1度など頻度を落としても、何もしない場合よりは快適にスマホを使えます。
時間があるときにぜひ試してみてください。
アイフォンドクターではスマホやパソコンの修理を実施しています
アイフォンドクターでは、スマホやパソコンの修理を承っています。
キャリブレーションを行ったにも関わらず充電に問題がある場合は、ぜひ当店をご活用ください。
バッテリー交換などの修理をする際には、高品質なパーツを使うことにこだわっています。
価格の安さをアピールしている修理店も多いですが、パーツの質が低いと修理後すぐに不具合が生じてしまうリスクがあります。
大切なスマホを長く安全に使い続けたい人は、ぜひ1度アイフォンドクターにお越しください。
- 店舗住所:群馬県高崎市八島町222番地 イーサイト高崎2F
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【まとめ】キャリブレーションでスマホのバッテリーを長持ちさせよう!
スマホのバッテリーは、定期的にキャリブレーションを行うことで長持ちさせられます。
また、バッテリーの劣化を防げるため、修理や買い替えの費用を抑えられるのも嬉しいポイントです。
やり方自体はとても簡単ですが、半日~1日程度時間がかかるため、休みの日など自宅で過ごせるタイミングで実施してみましょう。
ぜひ、本記事を参考にして、スマホのバッテリーの持ちを改善してみてください。